午前10時、荷積みを終えて出発前の点呼を終えたドライバーたちが、順に車両へ向かっていく。
その後ろ姿を見送りながら、営業所長の高木の胸に、ひとつの違和感が残った。
——最近、腰の痛みを訴える声が増えてきた。
みんな口には出さないが、出発前にそっと腰を押さえる仕草や、積み下ろし中のため息に気づいてしまう。
ストレッチや体操の話をしても、現場にはなかなか響かない。
黙って頑張ってくれるからこそ、こちらからも言葉にしにくい。
でも、何もしないわけにもいかない。
「ちょっと体を気遣ってるよ」って、どうやったら伝えられるんだろう。
そんなふうに、頭の片隅でずっと考えていた。
そんなとき、ふとしたきっかけで『元気のキッカケ』というカードツールの存在を知った。
名刺サイズで、表に短いメッセージ、裏に動画のQRコード。
「…これ、もしかしたらうちの現場にも合うかもしれないな」
そう思って、ちょっと問い合わせてみることにした。
後日、電話でやりとりをした際、いくつかのカード見本を見せてもらいながら、
「実際に渡すとしたら、どんな言葉が伝わると思いますか?」と一緒に考えてくれた。
その中から自分が選んだのが、
『このまま走り続けて、大丈夫ですか?』
というメッセージだった。
その週、朝の点呼前に、あるドライバーにそっとカードを手渡してみた。
「腰の調子どう? 無理してる人多いし、休憩のときにでも試してみな。これ以上ひどくならないようにさ」
翌日、帰社後の点呼のとき、彼がポケットからカードを取り出して言った。
「これ、休憩のときに動画見てちょっと動かしてみたんですけど、なんか…楽になった感じがします」
高木は思わず笑った。
(素直に言ってくれるだけで、十分だ)
それから間もなく、他の若手スタッフにも「これ、地味にいいっすよ」と伝えている様子を見かけた。
それ以来、高木は週に一度、出発前に数枚だけカードを用意するようにした。
「これ、持ってって」と言うだけで、渡したドライバーの何人かが、自然と動画を活用しているらしい。
誰かにやらされる体操じゃなく、
“自分のために、ちょっとやってみようかな”と思える、その小さな動機づけ。
『元気のキッカケ』は、まさにその入口に立ってくれる。
無理しない現場づくりとは、無理している誰かが“気づいて動き出す”環境をつくること。
それが、高木の考える「続けられる職場」の第一歩だ。
📝 このストーリーは、私たちが『元気のキッカケ』の活用シーンをイメージして制作したものです。
実際の職場や役職に合わせて、メッセージや導入方法のカスタマイズも可能です。
🃏 カード見本(例)

本ストーリーに登場したカード(「このまま走り続けて、大丈夫ですか?」デザイン)は、未発売のオリジナル仕様です。今後の反響をもとに商品化も検討しています。
- 表:ちょっとした気遣いや思いを伝えるメッセージ入り
- 裏:柔道整復師やインストラクターによる短時間の体操動画(QRコードで視聴可能)
現場の“毎日の健康習慣”や“部下への思いやりの伝え方”として活用されています。
📩 『元気のキッカケ』は、さまざまな現場で活用されています
美容業:顧客対応の合間に体を緩める“気づき”を促進
販売職:立ちっぱなしのスタッフに、ひと息つける体操動画を
製造業:作業員の腰痛対策として、休憩中に渡すケアアイテムに
ホテル:接客中の疲れに気づいたときに、バックルームに常備
営業職:外回り後のセルフリセットツールとして配布
📩 実際に社員とのコミュニケーションで使ってみたい方は、ぜひ『元気のキッカケ』をお試しください!
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